自己破産後の過払金の請求は可能でしょうか?

可能です!

個人の自己破産の場合は,自己破産時に依頼した弁護士や書類作成司法書士等により過払金を取り戻していなければ,基本的に,過払金の請求は自己破産の手続き終了後にでも可能です。

しかし,過払金があることを知りながら、敢えて請求せず、過剰な債務があるとして自己破産をした場合には,自己破産後の請求は、権利の濫用や信義則違反として請求が否定される可能性があります(実際過去に否定する裁判例がありました)。
平成15年頃までに自己破産をした方は,過払金の調査自体をしていないことが多くありました。そのため、自己破産後の過払金請求も知らずに破産していた場合は、なお請求が可能です。ただし、自己破産手続きの当時に、同じ貸金業者に過払状態の取引と債務が残る取引があった場合,自己破産の手続き完了後に過払い金の返還請求をした場合、免責を受けた他の債務との相殺を相手方から主張されることがあります。また,自己破産の手続き当時、存在していた過払金は本来、破産管財人が調査、回収して他の債権者の配当に回すべき財産であり,自己破産の申立人が受領できる金額ではない等として相手方から権利の濫用の主張をされることもあります。

しかし、そもそも過払金を取り返せれば、自己破産しなくても済む可能性もありますので、自己破産手続きの中で、しっかりと過払金について調査する必要があるのは言うまでもありません。

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